Project/Area Number |
06772220
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Laboratory medicine
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
中山 広樹 京都大学, 医学部, 助教授 (70212107)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 精子形成 / 子宮内膜 / 不妊症 / 定量的RT-PCR / 細胞増殖 / 細胞分化 |
Research Abstract |
1.精子形成に関与する遺伝子群の解析 男性不妊の病態検査を遺伝子レベルで行うためには,精子形成に関与する遺伝子群をできるだけ沢山知る必要がある.最近タンパク質のリン酸化や脱リン酸化に関与する酵素群が様々な細胞の分化増殖に関与することが明らかにされてきているので,精巣におけるこれらの酵素群のクローニングを試みた.その結果,新しい遺伝子を含むいくつかのチロシンリン酸化酵素と脱リン酸化酵素のクローニングに成功し,精子形成過程における発現パターンを明らかにした.また,マウスの生殖細胞欠損(不妊)突然変異と正常マウスの精巣で発現パターンの異なる遺伝子をcDNAサブトラクション法でクローニングした.得られたクローンの一つサイクリンD2は体細胞分裂時のみに特異的に発現することを明らかにした.またその発現の制御に体細胞と生殖細胞の相互作用が関与することを示唆する結果を得た. 2.子宮内膜の分化に関与する遺伝子群の解析 子宮内膜はプロゲステロンやエストロゲン等のステロイドホルモンの影響下に脱落膜に分化し,胚の着床を迎える.この過程の異状は不妊の原因になり得るが詳しい解析はほとんどなされていない.我々はヒト子宮内膜細胞の培養系をモデルにして性ステロイドホルモン受容体遺伝子の発現に対してプロゲステロンとテストステロンが与える影響を,RT-PCRのカイネティクス分析に基づく微量mRNA定量法を用いて測定した.
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)