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助産婦の役割モデルと燃えつき症候群の関連

Research Project

Project/Area Number 06772232
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Nursing
Research InstitutionTokyo Medical and Dental University

Principal Investigator

松岡 恵  東京医科歯科大学, 医学部, 助教授 (90229443)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywords燃えつき症候群 / 助産婦 / 役割モデル
Research Abstract

中堅助産婦の燃えつき症候群と役割モデルとしての直属上司との信頼関係や指導評価システムを明らかにし、看護管理上の示唆を得ることを目的として調査を行った。調査は、全国の助産婦学校実習病院205施設の産科関連病棟に勤務する臨床経験5年以上10年未満の助産婦とその直属の婦長を対象に行った。調査用紙は看護部長に郵送し、婦長と該当する助産婦5名に配布回収を依頼した。婦長の回収数は173(回収率84.4%)、助産婦回収数494であった。
その結果、中堅助産婦のうち、36.9%は燃えつき状態に陥っており、正常者は21.1%にすぎなかった。職業上の役割モデルがあるのは74.5%で、その対象は職場の先輩、ついで職場の上司が多かった。役割モデルの側面は、「臨床的判断力」「人柄や態度」「助産技術・ケア能力」がもっとも多かった。そして、役割モデルをもつ割合は燃えつき者では有意に低く(p<0.05)、特に職場の上司を役割モデルとする割合や、「助産技術・ケア能力」の側面を役割モデルとする割合が有意に少なかった。そして、業務の評価については婦長はその必要性を98.7%が感じているが、実際に評価を行っているのは48.2%にすぎず、中堅助産婦も85.2%が評価を望んでいるが、行われていると答えたのは20.4%にすぎなかった。評価を期待する側面は、中堅助産婦は役割モデルの側面と同じ内容であったが、婦長が評価を重視する内容は、「管理能力」「教育能力」で、中堅助産婦との間に食い違いが認められた。
以上の結果から、中堅助産婦が評価を求める「臨床的判断力」「助産技術・ケア能力」「態度」の側面の定期的な職場での評価の実施と職業上の役割モデルの存在が燃えつき症候群の予防に役立つという示唆が得られた。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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