Project/Area Number |
06780059
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
体育学
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
杉田 正明 東京大学, 教養学部, 助手 (60235885)
|
Project Period (FY) |
1994
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
|
Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
|
Keywords | エクセントリック(伸張性)トレーニング / スプリントパフォーマンス / 等速性筋力 |
Research Abstract |
以下のような実験計画により、下肢筋群のエクセントリックトレーニング(伸張性トレーニング)トレーニングがスプリントパフォーマンスに与える効果を明らかにしようとした。さらに、トレーニングの負荷、頻度の設定など具体的方法いついての確立を目的とした。 対象は、スプリントトレーニング鍛練者8名(男子大学陸上部学生)とした。 エクセントリックトレーニングは、膝関節の伸展および屈曲動作用筋力トレーニングマシンを用い、エクセントリックトレーニングを実施した。実施の前にいくつかの予備実験を重ねた結果、トレーニングの負荷は、1RM30%増が妥当であると判断し、8回を1セットとして3セットを1週間に3回の頻度で6週間起行わせた。 トレーニング前後で実施した測定項目は、筋力)膝および股関節の伸展・屈曲動作による等速性筋力、筋持久力、100m疾走中の疾走能力)スピード、ピッチおよびストライドおよび疾走動作などであった。 実験結果は現在検討中であるが、現在までに得られた知見としては、1)トレーニングの負荷は、1RMの約30%〜40%増くらいが妥当であること、2)トレーニング開始直後は激しい筋肉痛を伴うこと、3)Myoretを用いた脚筋力は増大すること、4)疾走動作に及ぼす効果については現在分析中ではあるが、疾走パターン(ストライド走法かピッチ走法か)別にわけて考察する必要があるのではないかなどである。 今後の展開としては、以下のことが考えられる。今回は、単関節用筋力トレーニングマシンを用いたが、疾走中の脚のスイング範囲を考えると、その動作範囲での脚筋力のトレーニングについて検討する必要があること、および最高速度時とゴール前速度逓減時のの疾走フォームに与える効果などを明らかにすること。
|