競泳選手における有酸素性トレーニングの適応・泳速度ストローク長及び頻度の変化
Project/Area Number |
06780074
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
体育学
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Research Institution | Nara University of Education |
Principal Investigator |
若吉 浩二 奈良教育大学, 教育学部, 助教授 (30191729)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 競泳 / 有酸素性トレーニング / ストローク長 / ストローク頻度 / 泳速度 |
Research Abstract |
本研究の目的は、競泳選手が長期間(6ヶ月間)の有酸素的(持久的)な水泳トレーニング(aer obic swim training)を行った場合、代謝的変化を示す血中乳酸濃度、ストローク特性であるストローク長とストローク頻度、そしてパフォーマンスを意味する泳速度が前後においてどのような変化を示すのかを調査することである。 結果は下記に示す。 1.半年間の持久的トレーニングにより、8人中7人に最大泳速度および血中乳酸濃度4mMに相当する泳速度(V_<OBLA>9の向上がみられ、それらは有意な増加を示した。 2.6ヶ月間に渡り実施された有酸素的(持久的)なトレーニングは、全体的に泳速度に対して血中乳酸濃度が顕著に低下傾向にあったことから、筋の酸化能力を高めるだけでなく、乳酸の酸化的除去(利用)能力の向上にも役立つものであると考える。 3.ストローク長の延長は、6ヶ月間のトレーニングが技術的の熟達をより高めた可能性を示唆するものであり、技術の向上がトレーニング前に比べて水泳の効率を引き上げ、最大下レベルの泳速度での乳酸値の低下に寄与したのではないかとも推察される。 4.長期有酸素性トレーニング後、最大努力泳時の第6ラップ以降に有意な増加を示したストローク長は、絶え間なく推進力を発揮し続けることを可能とする筋力と効率のよいストローク技術をレース全体を通して維持できる局部筋持久力を向上したことによって達成されたものと考える。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)