教師の授業構想に応じたコンピュータ教材の最適化に関する調査的研究
Project/Area Number |
06780169
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Educational technology
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Research Institution | Soka University |
Principal Investigator |
関田 一彦 創価大学, 教育学部・児童教育学科, 講師 (70247279)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 情報活用能力 / コンピュータ教育 / 教員養成 / コンピュータリテラシー / 教員研修 |
Research Abstract |
平成6年6月から本年1月までに14名の現職教員(教頭2名を含む)に対して延べ合計20時間近い面接調査を行い、授業におけるコンピュータ利用について率直な意見・感想を採集し、以下のような問題点を把握した。 1)コンピュータ利用の初心者はもとより既に数年間コンピュータを授業に活用している教員においても、必ずしも使用ソフトの選択に際して十分な比較検討を加えていない。 2)使い慣れたソフトを繰り返し使うことで、授業にコンピュータを安心して用いることができる反面、使用しているソフトによって授業が制約されてしまうことにもなる。 3)導入されているコンピュータの性能に限りがあるため、利用できるソフトも制約を受ける場合がある。 4)教科の中でコンピュータをどう使うか、といった研究会が必ずしも教科ごとに持たれているわけではない。 5)コンピュータをどう利用するかは、教員の教育観や受け持っている児童の状況による。従って、必ずしも情報活用能力の育成を意識したコンピュータ活用になるとは限らない。 このような面接調査の結果及び関連する文献調査をもとに、「情報活用能力を育成する教師と授業を考える」・「CSCLにおけるマルチメディア学習の評価法に関する一考察」をまとめた。 また、教師のコンピュータ教育観を定量的に分析するために、現職教員を対象にした質問紙調査を行い、コンピュータに関する態度について分析中である。この質問紙調査の準備として大学生を対象にしてコンピュータ不安調査を行い、「コンピュータ不安とコンピュータに関する能力観との関係について」としてまとめた。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)