CAI制限英作文システムの高度化と実践によるその有効性の研究
Project/Area Number |
06780172
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Educational technology
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Research Institution | Setsunan University |
Principal Investigator |
吉田 晴世 摂南大学, 国際言語文化学部, 助教授 (40210710)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | CAI / 制限作文法 / ライティングプロセス / 空所補充 / スペリング / 文脈依存 / 整列テスト / クローズテスト |
Research Abstract |
1.研究概要 1993年、英語リーディング学習により理解した内容に関して、パラグラフの空所に語句や文を補って完成させることでその構成を理解させるために、「制限英作文ソフト」を開発・実践し、自由作文へとつなげる橋渡しを試みた。そして、本年度、同ソフトの高度化をはかり、表記・完成・空所補充・並べ替えの技法を用いて4種類のプログラムからなるCAI制限英作文システムを開発実践した。 2.実施と検証 夏季集中講義受講学生にTOEFL、クローズテストを実施し、等質グループを2つ作成(実験群:CAI制御英作文実施クラス、統計群:講義形式による制限英作文クラス)し、本システムを用いて、英語講読の受講者を対象に、自己ペースにより授業を進めた。 前後テスト(文章・パラグラフの整列テストとクローズテスト)を実施しデータを統計解析して有効性の検証を行った。学習記録から、クラス全体、個人別、テキスト別、学習内容別の結果を導き出し、更に、誤答分析と正当率・回答処理速度を統計分析した。 その結果、1)1つのまとまった内容を持つ英文について多角的に無駄のない効率的な学習を行い、学習の定着度を高めることが出来た。2)コンピュータを用いるため、即時フィードバックと学習記録保持機能により、学習していく過程を明確にしながら学習者に正しい文法構造を強化・定着させ、学習の動機づけを促すことができた。3)専用に開発した統計処理プログラムを用いて、成績上・下位群の得点から算出する弁別指数の分析により、ライティングプロセスのモデル化及びバランスのとれた英語力を身につけるのに同システムが有効であることが判明した。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)