ユーザからの命令を含む自然言語対話における対話制御
Project/Area Number |
06780305
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Intelligent informatics
|
Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
佐川 雄二 名古屋大学, 工学部, 講師 (90242833)
|
Project Period (FY) |
1994
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
|
Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
|
Keywords | 自然言語 / 対話システム / 命令 / プランニング |
Research Abstract |
ユーザからの命令を含む自然言語対話を行う場合にもっとも問題になるのは、その命令が何らかの理由により実行できない場合である。そのような場合、命令を受けたシステムはその状況をユーザに伝え、どのように対処すべきかをユーザと相談する必要がある。もちろん、その方法はどのような原因で命令が実行できないかに依存する。 本研究ではまず問題の枠組みを明確にするため、命令されたタスクに依存しない部分、すなわち、タスクの構造に依存する部分から考察を開始した。そこでタスクをプランとして見た場合に、それを実行できない原因として以下の場合が考えられることが、判明した。すなわち、命令の詳細が十分でない、命令を実行するための前提条件が満たされていない、命令の結果がすでに満たされている、命令の実行方法が不明である、命令の実行により不都合な状態が生じる、の5つである。そこでこれらの状況を検出するメカニズムと、それぞれの場合に対話をそこからどのように展開すれば、ユーザにとって最も有益かつインターフェイスとして使いやすいかを決定した。 その理論をふまえて、実際の問題としてコピーを依頼するというタスクを設定し、その命令を受ける対話システムを試作した。その結果、タスクに依存する細かな部分は付け加える必要があるが、おおむね当初考えた枠組みで対話の流れを制御できることが確かめられた。
|
Report
(1 results)
Research Products
(1 results)