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対話における発話間の構造のモデル化とそれを用いた発話理解

Research Project

Project/Area Number 06780314
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Intelligent informatics
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

高野 敦子  大阪大学, 産業科学研究所, 教務職員 (00217598)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords前提 / 共有知識 / 発話対 / 語彙知識 / 領域知識
Research Abstract

マンマシン・インタフェースの向上を実現するための基礎技術として,対話において,質問とそれに対する応答を中心に発話間の関係構造をモデル化し,その認識手法について検討した.まず,話者が発話生成時に行なう日常的な思考過程を分析し,それを両話者の共有地域である発話の前提をキ-概念として説明づけることにより発話間の関係の構造をモデル化した.さらに,それによって発話意図を抽出する手法を提案した.
(1)発話間の関係の分析とモデル化
対話において発話間の関係の多様性を生みだす要因として発話の前提が重要であるいう地検を得たため,発話の前提の分類に基づいて応答タイプを分類した.この際,各タイプの応答が生成される過程で人間が行なっていると考えられる推論や問題解決過程を対話例の調査に基づいて分析することにより,以下の2点を基本とした.
1)発話の前提として現れる両話者の考える共有知識にずれが生じたためにおこる多様な応答.
2)相手の意図や心理状態を推論して,それに対する配慮を行なうことによる応答の多様性.
この分析結果に基づいて,発話間の意味的関係を体系的に分類し,前後の発話の関係構造モデルを提案した.
(2)発話間の関係のモデルに基づく発話対理解の試み
モデルに基づいた発話対理解の実験システムを作り,対話例に対して実験を行ない,多様な関係の発話対を説明付けることができることを示した.さらに,前提が比較的形式に扱えることから,一部の発話対関係は,語彙知識のみで領域知識を用いることなく推定することが可能であることを示した.

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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