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劣化するサーバーを持つ待ち行列システムの研究

Research Project

Project/Area Number 06780367
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 社会システム工学
Research InstitutionTottori University

Principal Investigator

小柳 淳二  鳥取大学, 工学部, 助手 (90225590)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords劣化サーバー / 最適保全政策 / 待ち行列システム
Research Abstract

劣化するサーバーの保全政策について本年度は定式化とその最適政策の構造について研究をおこなった。サーバーの劣化状態(新品、少し壊れている、かなり壊れている、といった区分わけ)を考え、サーバーの故障は劣化状態に依存して発生するといったモデルを取り扱った。サーバーが故障した後の修理(事後修理)や故障する前の修理(事前修理)には時間がかかり、修理開始時に待っていた客および修理中に到着した客はすぐに失ってしまうといったシステムに対して、どのような時に事前修理を行うのが最適かということを調べた。従来の信頼性理論で扱われている劣化状態だけを見て保全をおこなうことはこの場合適切ではない。なぜなら、ある劣化状態において事前修理をすると、そのとき並んでいたすべての客に影響が及ぶため、劣化状態だけでなく、待ち行列長をも考慮に入れて事前修理をするかどうかを決定しなければならないからである。本研究の目的は、待ち行列長と、劣化状態の組に対して事前修理を行うのがよいかどうかを判定することである。本年度は最適政策の性質について、いくつかの条件のもとで次のような理論的結果が得られた。すなわち、ある劣化状態と待ち行列長の組において事前修理が最適ならば、それより進んだ劣化状態と短い待ち行列長のときにも事前修理が最適であるということである。また、事前修理が最適となる待ち行列長の上限を得ることができ、これによって本来ならば無限の政策を対象としなければならないところを、有限の政策を対象とすればよいことがわかっている。上記のような特性をいかした数値計算法をこれから開発する必要がある。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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