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ロイコトリエン産生調節に関わるHPETEの代謝機構の解明

Research Project

Project/Area Number 06780487
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Structural biochemistry
Research InstitutionKitasato University

Principal Investigator

今井 浩孝  北里大学, 薬学部, 助手 (50255361)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywordsリポキシゲナーゼ / HPETE / CL-HPLC / グルタチオン / リン脂質ヒドロペルオキシドグルタチオンペルオキシダーゼ / クローニング / LTB_4 / HETE
Research Abstract

私はロイコトリエン産生調節に関わるHPETEの代謝機構の解明を明らかにするためにラットの炎症性細胞を用いて研究を行い、本年度において以下の知見を明らかにした。
1、ルミノール、チトクロームCを用いた化学発光を利用する、高速液体クロマトグラフィー(CL-HPLC)を用い、活性化された白血球の細胞内における、微量な5-HPETEを定量的に解析できる系を開発した。
2、本系を用いて、A23187(カルシウムイオノファー)で、RBL-1細胞(ラット好塩基球系癌細胞)を刺激した際の、5-HPETEのLTB4、HETEへの代謝機構を検討した。その結果、グルタチオンの枯渇化剤であるジエチルマレイミドの処理により酸化ストレスをかけると、細胞内の5-HPETEの蓄積が顕著に増加することが明らかとなった。またリポキシゲナーゼの代謝物(LTB4、HETE)の総量は大きく増加することが明らかとなった。しかし、グルタチオンを枯渇してもLTB4、HETEの量比には影響しないことが明らかとなった。
3、ラット腹腔好中球、ラット腹腔マクロファージ、RBL-2H3(ラット好塩基球系癌細胞)では、アラキドン酸を細胞外から添加することにより、リポキシゲナーゼ代謝物の産生量は、大きく増加するが、この時、HPETEからLTB4への代謝よりも、HETEへの代謝の割合が大きくなることが明らかとした。
4.HPETEの代謝に関わると考えられる酵素の一つであるラットリン脂質ヒドロペルオキシドグルタチオンペルオキシダーゼの遺伝子をラット脳cDNAライブラリーからクローニングすることに成功した。本遺伝子はセレノシステインをコードするTGAコドンを有する170アミノ酸からなっていた。本酵素のmRNAは広く臓器に存在していたが、特に精巣で高い発現が見られた。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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