赤血球特異的転写因子NF-E2とMaf関連蛋白質との会合による転写制御
Project/Area Number |
06780550
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Molecular biology
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
五十嵐 和彦 東北大学, 医学部, 助手 (00250738)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 赤血球 / 転写 / maf / NF-E2 / mafK / 二量体 / 赤白血病 |
Research Abstract |
本研究では、赤血球系転写因子であるNF-E2p45の機能が、Maf関連蛋白質との会合によりどのように調節されるのか、並びに、赤血球分化におけるMaf関連蛋白質とp45の機能とその作用機作を明らかにすることを目的とした。本年度は以下の成果をあげた。 1.小Maf群蛋白質のうち、MafKをコードするマウスcDNAを単離した。すでに報告されているニワトリMafKとのアミノ酸配列の比較から、機能上重要と考えられる領域が明らかになった。 2.mafK遺伝子の発現様式の詳細な解析を、正常骨髄細胞とマウス胚を材料に用いて行った。その結果、mafK遺伝子は血球細胞の分化に加え、間葉系細胞と神経細胞の分化にも深く関与することが推察された。 3.MafKとp45のcDNAを培養細胞内で発現させ、転写因子としての機能を解析した。その結果、MafKは単独では転写抑制因子として機能すること、そしてp45それ自体のDNA結合活性は非常に低いことが明らかになった。一方、MafKとp45とのヘテロ二量体(NF-E2)は強くDNAに結合し、転写を活性化することも明らかになった。さらに、NF-E2による転写活性化に必須の領域を、p45分子上に同定した。 4.マウス赤白血病細胞株を用いて、mafK遺伝子を亜鉛依存性に過剰発現する細胞株を樹立した。この細胞の解析から、MafKは赤血球の分化を促進することが明らかになった。また,MafKとヘテロ二量体を形成する未知の蛋白質の存在が明らかになった。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)