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雄ラットの脊髄勃起制御機構に対する脳の調節系の解明

Research Project

Project/Area Number 06780680
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Neuroscience in general
Research InstitutionNippon Medical School

Principal Investigator

近藤 保彦  日本医科大学, 医学部, 助手 (00192584)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords性行動 / 陰茎反射 / 陰茎勃起 / 脊髄 / 扁桃体内側野 / 大脳辺縁系 / ラット
Research Abstract

無麻酔の雄ラットを仰向けに固定しペニスを包皮から露出させると、その露出自身によって生じる皮膚刺激によって反射勃起が起こる。この反射勃起は脊髄を切断した動物でも生じることから、脊髄には勃起発現の神経回路が備わっていると考えられる。しかしながら、実際の勃起は性行動場面などで触刺激なしでも生じることから、脳から脊髄の勃起回路に対して促進系や抑制系の修飾がなされていることは明らかである。
そこで我々は性行動場面により近い新しいテスト場面(精神誘起性勃起テスト)、反射勃起テスト、性行動テストの3つを用い、雄ラットの性行動を促進的に抑制していると考えられている扁桃体内側野を高周波電気破壊してこれら性機能に対する効果を検討した。精神誘起性勃起テストでは、長方形の観察ケージを二重の金網で2部屋に区切り一方に被験体雄を、もう一方に発情雌を入れて、生殖器のグル-ミング及び勃起の観察を行った。雄ラットの扁桃体内側野を破壊すると性行動は著しく傷害され、それに対して反射勃起にはほとんど変化は見られなかった。また、非接触刺激による精神誘起性勃起は、扁桃体内側視索前野や破壊によって完全に抑制された。これらのことから扁桃体内側野は、勃起機能、特に非接触性に誘起される勃起機能において極めて重要な役割を果たしていることが示唆された。今後、さらに扁桃体内側野と脳の他の領域がどのような回路を構成し、勃起をコントロールしているか検討を重ねたい。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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