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ウズラ受精卵を用いた毒性・催奇形性試験系の開発

Research Project

Project/Area Number 06780701
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Laboratory animal science
Research InstitutionOsaka Prefecture University

Principal Investigator

都築 政起  大阪府立大学, 農学部, 助手 (70212058)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords催奇形性試験 / ウズラ / 受精卵 / 胚 / 代替法
Research Abstract

ウズラ胚を用いた催奇形性試験法開発の第一段階として、既に他種動物で催奇形性が確認されている6-Amino-nicotinamide(6-AN)およびAcyclovir(ACV)、ならびに、それぞれの溶媒である生理食塩水および0.01N NaOHがウズラ胚発生に与える影響を調査した。孵卵各期に、気室あるいは卵黄内へこれらの被検物質を投与(0.05ml)し、孵卵14日目に胚の観察を行うことによって以下の結果を得た。1.生理食塩水、0.01N NaOHともに、投与部位・処置日にかかわらず、胚発生に悪影響をおよぼさず、催奇形性試験の溶媒として使用可能であることが明らかになった。2.6-ANの1卵当たり0.016mg投与において、気室内投与の場合、孵卵3-5日の処置群に高い奇形発生率(80-95%)が認められた。一方、卵黄内投与では、孵卵2-9日の処置群に高い奇形発生率(48-100%)が認められ、6-ANはウズラ胚に対し催奇形作用をもつこと、ならびに、ウズラ胚の6-ANに対する感受期が投与部位により異なることが判明した。6-ANにより生じる奇形は、下嘴形成不全と小肢症が主なものであった。3.ACVの1卵当たり0.03mg投与において、気室内投与では、孵卵3-4日の処置群に高い奇形発生率(70-86%)が観察された。一方、卵黄内投与では、孵卵1-3日の処置群に比較的高い奇形発生率(17-50%)が観察され、ACVはウズラ胚に対し催奇形作用をもつこと、ACVに対する胚の感受期および奇形出現率が投与部位により異なることが判明した。ACV投与では、中足骨の無形成、低形成、および趾骨の低形成が主な奇形であった。4.以上の結果から、ウズラ胚は催奇形性試験に使用し得ると考えられた。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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