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肺微小血管内皮細胞ならびに肺間質細胞を用いた「低酸素性血管攣縮」に関する研究

Research Project

Project/Area Number 06807053
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Respiratory organ internal medicine
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

久野 健志  京都大学, 胸部疾患研究所, 教授 (70170016)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 渡部 紀久子  大阪バイオサイエンス研究所, 第2研究部, 研究員 (90211672)
大井 元晴  京都大学, 胸部疾患研究所, 助教授 (20144389)
Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Keywords肺間質細胞 / 低酸素性収縮 / プロスタグランジンF合成酵素 / 肺微小血管内皮細胞 / 一酸化窒素 / 低酸素肺血管攣縮
Research Abstract

我々はまず、牛肺より分離、培養に成功した肺間質細胞(contractile interstitial cells)の特性についてさらに検討した。すなわち、分離した細胞が平滑筋細胞でないことを示すために、α-smooth muscle actinを有していないことを証明した。また、電顕による観察でも、分離した細胞が肺間質細胞の特徴を保存することを確認した。すなわち平滑筋細胞や周細胞のように、細胞膜直下に顕著なマイクロフィラメント束が存在し、その細胞が収縮能に富むことを示唆する一方、線維芽細胞のようによく発達した粗面小胞体やゴルジ体を有していることを示した。
次に肺間質細胞の低酸素性収縮について、さまざまな酸素分圧下で研究を行った。またできるだけ同一条件下で、その収縮反応の時間的変化について解析を試みた。また、他の収縮性物質(カテコールアミン、ヒスタミンなど)に対する反応も検討した。さらに、低酸素下での細胞内カルシウム濃度の変化をカルシウム顕微鏡で測定するために、必要なセッティングを整えつつある。
また、この分離した肺間質細胞のマーカー酵素である、プロスタグランジンF合成酵素が実際、細胞内でどのような働きをしているのかを検討している。プロスタノイドだけでなく、脂溶性ビタミン類などの代謝も行いうる結果を得ている。
肺微小血管内皮細胞に関する研究では、まずマイクロキャリアービーズ上での細胞培養を確立した。そのビーズ上にさまざまな酸素分圧のバッファーを潅流して、流出した液中のNO分圧を測定しようとしている。現在のところ、NOの測定感度を上げるべく検討を重ねている。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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