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ストレスによる脳内ノルアドレナリンニューロンの変性と再生-うつ病におけるアミンニューロン変性仮説の検討-

Research Project

Project/Area Number 06807079
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Psychiatric science
Research InstitutionMie University

Principal Investigator

北山 功  三重大学, 医学部・附属病院, 講師 (70024784)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山下 勝也  三重大学, 医学部・附属病院, 助手 (80239962)
Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Keywordsラット / ノルアドレナリンニューロン / 青斑核 / 大脳皮質 / カルボシアニン色素 / 免疫組織化学 / ストレス / 変性
Research Abstract

本研究の最終目的は、慢性のストレスを負荷して作成したうつ病モデル動物の脳内ノルアドレナリン(NA)ニューロンの軸索終末が変性するか、また、抗うつ薬の投与によって再生するか、生きているラットの脳内NAニューロンをカルボシアニン蛍光色素(DiI)で標識して、ストレス前後の形態変化を検討することにある。しかし、本年度は、前段階として、ストレスを負荷しないラットの大脳皮質、内側前脳束あるいは青斑核にDiIを注入して、逆行性に神経終末から細胞体へあるいは順行性に細胞体から神経終末へ拡散標識されるか否かを検討した。逆行性標識では、DiIを大脳皮質あるいは内側前脳束に注入し、6ケ月後に断頭、脳切片を作成すると、青斑核細胞がDiIから発するロ-ダミン蛍光により明瞭に標識されていた。その同一切片をチロシン水酸化酵素(TH)抗体で免疫組織化学的に染色し、元のロ-ダミン蛍光像と比較してみると、一部の細胞は位置と形態が一致した。しかし、一致しないものもかなりあった。その理由としては、大脳皮質や内側前脳束のDiI注入部位に投射していない青斑核細胞があること、切片深部にあり免疫組織化学的に染色された細胞の中には顕微鏡の焦点が合わないものがあること、NAニューロン以外のニューロンがDiI注入部位を通過するために標識されること、場合によってはDiIが漏れて注入部の外にあるニューロンが標識されることなどが考えられる。一方、順行性標識では、DiIを青斑核や内側前脳束に注入し、6ケ月後に脳切片を作成したが、大脳皮質内にはロ-ダミン蛍光を伴ったNAニューロンの軸索終末は認められなかった。この部位を免疫組織化学法で染色すると、網目様に張り巡らされたNAニューロンの軸索線維がみられた。まだ、工夫次第でDiIにより標識が可能になるか、他の標識物質に変更すべきか、今後の検討課題となる。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report
  • Research Products

    (3 results)

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All Publications (3 results)

  • [Publications] Kitayama,I.: "Degeneration of locus coeruleusaxons in stress-induced depression model" Brain Research Bulletin. 35. 573-580 (1994)

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  • [Publications] 北山功: "うつ病の病態と中枢ノルアドレナリンニューロンの機能" 神経精神薬理. 16. 499-510 (1994)

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  • [Publications] 北山功: "ストレスによるうつ病モデル-中枢ノルアドレナリンニューロンとペプチドの変化" 脳と精神の医学. 5増. 109-120 (1994)

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      1994 Annual Research Report

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Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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