Project/Area Number |
06807086
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Hematology
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
遠藤 一靖 東北大学, 医学部, 講師 (60125507)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々木 毅 東北大学, 医学部, 教授 (50110656)
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Project Period (FY) |
1994 – 1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 骨髄細胞 / 高密度大量培養 / ホローファイバー培養 |
Research Abstract |
1.骨髄細胞の高密度大量培養のためにホローファイバー培養法を応用して基本条件の設定を行った。すなわち、2-5X10^7個の骨髄細胞を容量15mlのカートリッジ中で培養し、その前後の細胞数およびコロニー形成細胞数の変化を指標として、(1)カートリッジの材質、(2)培養液の選定、(3)培養期間、(4)培養システムによる差を検討した。材質はポリピレンカートリッジを、培養液はIMDMを選定し、培養可能な期間を検討した。培養システムはCel1-Pharm MiniとCel1max^<TM>で効率を比較し、Cel1-Pharm Miniが優れていた。さらに、ホローファイバー培養法の効率向上を計るため、造血因子添加の影響を各種組合せで検討しSCF、IL-3、GM-CSF、IL-6、IL-1の5者併用が良好であった。この結果、2-5X10^7個の大量骨髄細胞を小容量(15ml)のカートリッジ中で高密度培養し2週間まで維持が可能であった。 2.次年度の研究に備え、骨髄支持細胞クローンの培養を行った。健常人骨髄細胞よりIL-1また、FGFおよびIGF-1添加の2方法で骨髄支持細胞クローンを分離培養し、培養上清のサイトカイン産生能、コロニー形成細胞の接着能、またLTC法による長期支持能でその機能を検討すると共に、コロニー形成細胞を5週間にわたり長期維持できる良い骨髄支持細胞クローンを選別した。 以上、本年度はホローファイバー培養に適したカートリッジの材質、培養システム、造血因子の添加条件、を明かにしたこと、さらに骨髄支持細胞クローンの分離培養できたことなどの成果を得た。現時点では14日間培養後の骨髄細胞数、コロニー形成細胞数の増幅効果はまだ不十分であるが、骨髄支持細胞クローンを樹立できたので両者を組み合わせ次年度の骨髄細胞の高密度大量培養を進めることが可能になっている。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)