悪性グリオーマ浸潤リンパ球に於けるT細胞抗原レセプターの分子生物学的解析
Project/Area Number |
06807113
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Cerebral neurosurgery
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
新田 泰三 順天堂大学, 医学部, 講師 (80172724)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
八木田 秀雄 順天堂大学, 医学部, 助教授 (30182306)
佐藤 潔 順天堂大学, 医学部, 教授 (10112707)
奥村 康 順天堂大学, 医学部, 教授 (50009700)
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Project Period (FY) |
1994 – 1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 悪性グリオーマ / 腫瘍浸潤リンパ球 / T細胞抗原レセプター / 遺伝子治療 |
Research Abstract |
申請者は悪性グリオーマに於けるTIL TCR repertoireをRT-PCR法により検索し、limited heterogenityとVα7,とVβ13.1のpredominant usageを立証した(Nitta T,Science:249:672,'90,Ebato M,Immunol Lett 39:53'94)。本実験ではこれらのサブクローンのV-J-D-Cの塩基配列を検索することでTILの抗原特異性を検討した。悪性グリオーマ12症例より抽出、合成したcDNAをVDJC領域のPCR増幅を行い、酸素処理後、Bluescriptvector、TG1,XL1-bluをcompetentcellとしてtransformationを施行した。得られたコロニーからアルカリ法によりplasmidを抽出、dideoxy法によりシークエンスを行った。Vβ13.1+TILのNDβ領域で、YRLPWGTSDSの共通配列が見られた。PBL由来Vβ13.1+T細胞に於けるTCRではTILで認められた共通配列を示す例は少なかった。Vβ3,Vβ5.1ではJC領域のみに共通配列があるもTILのVβ13.1のJC領域とも異なっていた。以上の所見よりグリオーマ特異的T細胞であることが強く示唆された。異なる悪性グリオーマ患者間に、共通塩基構造を有するT細胞が存在することは、腫瘍内におけるTILのclonalityが明かになるとともにグリオーマ特異抗原の存在が考えられる。特異抗原に対するキラーT細胞を誘導するか、もしくはこの共通塩基部のcDNA各グリオーマ患者の非刺激Tリンパ球に遺伝子導入して自己腫瘍細胞に特異的キラー活性を誘導することで、悪性グリオーマに対する特異的免疫遺伝子治療が可能となると思われる。
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Report
(1 results)
Research Products
(8 results)