TFIID内Bromodomainの機能解析と相互作用因子の探索
Project/Area Number |
06808068
|
Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Molecular biology
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
山本 融 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 助手 (10251480)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀越 正美 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 助教授 (70242089)
|
Project Period (FY) |
1994
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
|
Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
|
Keywords | TATAボックス結合因子 / TFIID / 転写調節 / CCG1 / Bromodomain / ドメイン / クロマチン転写 / two-hybrid法 |
Research Abstract |
TATAボックス結合因子TFIIDは様々な転写調節因子との相互作用に関与し、転写開始調節反応をコントロールしていると考えられる。本研究では、TFIIDサブユニットのうちCCG1と名付けられたG1→S期において細胞周期機能活性を有するサブユニット内に存在し、機能が未だ不明であるBromodomainの働きを理解する目的で研究を進めた。この構造ドメインは様々な転写調節系で機能すると考えられるグローバルな転写因子中に比較的よく見い出されるものであるが、いずれのBromodomainについてもその機能的役割は明らかにされていない。そこで、まずTFIIDサブユニットCCG1内のBromodomainと相互作用する因子の候補をtwo-hybrid法によって、スクリーニングし、様々な因子群を単離した。数種類の異なる因子が単離されたが、そのうち一つはすでにパン酵母で遺伝学的に単離されていたものであった。その因子はクロマチン転写に関与し、転写抑制状態を排除する働きを有していると考えられているが、明確な機能が示されていない因子である。現在、Bromodomainとその因子との分子間相互作用の解析および様々な転写調節系を用いた機能解析を進めている。今後得られるであろう結果は、クロマチン転写における抑制状態から脱抑制状態への移行に関与する因子群を中心とした転写調節機構の新局面を切り開いていくものと期待される。
|
Report
(1 results)
Research Products
(2 results)