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TIMP遺伝子導入による平滑筋細胞遊走抑制に関する研究

Research Project

Project/Area Number 06836008
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 血管生物学
Research InstitutionKanazawa Medical University

Principal Investigator

勝田 省吾  金沢医科大学, 医学部, 教授 (40110613)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Keywords平滑筋細胞遊走 / マトリックスメタロプロテアーゼ / マトリックスメタロプロテアーゼインヒビター
Research Abstract

動脈硬化病変形成の基礎となる中膜平滑筋細胞の内膜への遊走には、1.中膜平滑筋細胞が自身の基底膜を分解し、束縛された構造から自らを開放する。2.細胞の微小環境を構築している細胞外マトリックスを分解し運動の障害となるマトリックス構築体を破壊する、というプロセスが必要である.本研究では、マトリックスメタロプロテアーゼ(MMPs)とMMPsに対するインヒビターであるマトリックスメタロプロテアーゼインヒビター(TIMPs)の遊走に果たす役割を解析し、以下の成果を得た.
1.遊走平滑筋細胞の基底膜の分解にMMP-2(ゼラチナーゼA)が重要な役割を果たす.
2.MMP-2の活性化は平滑筋細胞自身の産生する細胞膜貫通型MMP(MT-MMP)によって行われることが示唆された.
3.遊走の場を構成する細胞外マトリックスの分解にMMP-1(間質型コラゲナーゼ)、MMP-2、MMP-9(ゼラチナーゼB)が重要な役割を果たす。
4.MMP-1遺伝子導入平滑筋細胞は対照のTIMP-1遺伝子非導入細胞に比べて有意に遊走能が抑制された(実験群:3.8±1.3/対照群:10.3±2.9,P<0.001).
5.免疫組織学的解析において、平滑筋細胞のMMP-1、MMP-2、MMP-9発現はTIMP-1遺伝子導入によって影響受けなかった。
本研究によって平滑筋細胞の遊走におけるMMPsの役割が明らかになり、MMPsのインヒビターであるTIMO-1によって遊走が抑制されることが示された。今後、TIMP-2の解析に加えて更にMMPs-TIMPsの相互作用を解析し、遊走制御ひいては動脈硬化制御への道を開きたい.

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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