Project/Area Number |
06851026
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
社会学(含社会福祉関係)
|
Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
鈴木 玉緒 広島大学, 法学部, 助教授 (60243870)
|
Project Period (FY) |
1994
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
|
Budget Amount *help |
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1994: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
|
Keywords | 世代 / コミュニケーション / 育児思想 |
Research Abstract |
本年度は、基礎的な資料の収集と、その読み込みを行った。 本年度、収集資料にあたって対象としたのは、中・上流家庭の幼稚園児童の母親向けの教育雑誌である。時代区分的には、大正時代から敗戦直後までを中心としている。資料の収集の方法としては、学内に所蔵されていない古書を購入する、手元におきたい基本文献を図書館から借りてコピーを取る、近辺の図書館には所蔵していない資料を国会図書館で閲覧する、といった順序で行った。 1年間という限られた期間で得られた研究成果はまだまだ少ないが、日本の教育雑誌のはしりである『育児雑誌』『幼児の教育』を読み込むことができたのは大きな収穫であった。当時の社会の通念では、どのような世代間コミュニケイションが望ましいとされたか、という観点に着目しながら読み込みを行った。そのさい、[(1)乳幼児観(2)望ましい母親像(3)望ましいこどもの徳性]をとくにキーワードとして抽出に心掛けた。 今後は、新聞の読者投稿欄や自伝、歌謡曲の歌詞・乳幼児向けの絵本やテレビ番組・映画や絵画・ライフコースの聞き取り調査などによって、踏査する資料・情報の内容と時間幅をさらに広げ、得られた知見をもとに、時系列のデータへとまとめてゆきたいと考えている。
|