ルネサンス英国人による南北両米大陸-中近東文化に対するイメ-ヅの形成研究
Project/Area Number |
06851061
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
英語・英米文学
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
ハ-ヴィ ポール 大阪大学, 言語文化部, 講師 (50209350)
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Project Period (FY) |
1988 – 1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 米国人 / 南北両米大陸文化 / 中近東文化 / ルネッサンス / 異文化接触 / 紀行文 / 旅行記 / 比較文化論 |
Research Abstract |
17世紀初頭南米に渡った英国人航海者の体験に関する記録のデータベースを1993年から1994年度にわたって拡充したが、本研究はこれに基づいてさらに新たな展開を見せた。 最も重要な分野は、北南米に関するThomas Harriotの紀行文と非ヨーロッパ文化を描いた文学作品とを比較することであった。この比較・検討を通して、Harriotの紀行文が初期の段階における文化人類学的記述に大きく貢献しているとの結論に達した。これに関しては、英国ケンブリッジ大学のHomerton Collegeで研究発表を行った。 次に重要な研究課題は、英国人によって書かれた北南米、トルコ、日本それぞれに関する紀行文の比較であった。この結果,当時の英国人は日本社会を高く評価していたことが明らかとなった。これに関しては、アメリカのサン・ディエゴで開かれたMLA学会で研究発表を行った。 さらに、本研究を基にして、非ヨーロッパ文化に関して1600年前後に英国人によって書かれた紀行文を研究している、英国、アメリカ、日本の研究者による共同研究を推し進めた。これは、出版の予定である。 コンピューターとデーターベースを駆使した本研究は、今後展開の余地がまだまだある。例えば、HakluytのVoyages and Discoveries(1598-1600)をコンピュータに読みやすい書式で入力することも、将来の課題の一つである。これが言語学的、文学的、かつ歴史的研究に多大な貢献を果たすことは間違いない。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)