構造的機能劣化を考慮した建物のライフサイクルに関する基礎的研究
Project/Area Number |
06855064
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Building structures/materials
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
大谷 恭弘 神戸大学, 工学部, 助教授 (40194196)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | ライフサイクル / 機能劣化 / 鉄筋腐食 / ひび割れ / コンクリート / 集合住宅 / 建て替え / 意識調査 |
Research Abstract |
建築建物のライフサイクルに関して構造的機能劣化の観点からも検討する目的で研究を行った。比較的公共性の高い集合住宅建物を対象とし、劣化の種類や要因の抽出、ならびにそれらの経年変化について資料調査を行った。特に、コンクリート材料の中世化による鉄筋の腐食、ならびにそれに伴うコンクリートのひび割れや剥落による安全性や快適性の低下をライフサイクルと関連づけ、外壁、ベランダ、屋根の最適補修時期等について検討し、そのための一手法を提示する事が出来た。また、塩害についても、動揺の手法の適用性について検討した。 さらに、集合住宅の住人200名を対象にアンケート調査を行い、建物の劣化と快適性との関係について意識調査を行った。対象建物は何れもRC構造である。集合住宅としては築後36年から築後1年までのものを約5年ごとに計8ヶ所選んだ。コンクリート材料の中性化や塩害による鉄筋腐食、コンクリートのひび割れ、剥落、あるいは地震によるひび割れなど、RC構造建物の構造的機能劣化に関する要因が、安全性に対する不安感や美観に対する満足度、あるいは改装・改築を考える上でどのように影響するかについて調査した。そして、建物の劣化に対しての問題意識が築後年数とともに増加する傾向を確認するとともに、築後年数と劣化に対する不安感や美観に対する満足度との関係を調べ、構造的機能劣化と快適性との相関性について検討した。 今後はこれまでの基礎的研究を基盤に、経時的に進行する構造的機能劣化に加え、地震などのように周期的に構造物にもたらされる構造的機能劣化についても考慮し、設備機能の低下や快適性の低下と関連づけて、総合的な観点から建築建物の建て替え時期をライフサイクルの観点から検討していく予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
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