Project/Area Number |
06855095
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
工業物理化学
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
小林 正美 東京大学, 工学部, 助手 (40211908)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 光 / 第二メッセンジャー / 光切断 / DNA / RNA / ポルフィリン / 色素 / 活性酸素 |
Research Abstract |
生体内情報伝達物質(第二メッセンジャー)の異状によって、様々な病気が引き起こされる。本研究では、異状な第二メッセンジャーを、光と色素を用いて分解し、生体反応を制御することを目的としている。今日、代表的な第二メッセンジャーである、いくつかの核酸誘導体の光分解を試みた。その結果、クロロフィル誘導体および希±類錯体が核酸を効率的に光切断することを見い出した。特に、前者は置換基を一ケ所変えるだけで、細胞内取り込み部位が大きく変化することを発見した。従って適当な分子設計をすれば、患部のみに特異的に集積するような色素が実現可能だと思われる。また、後者は、細胞内取り込みに関しては特異性はないものの、光切断効果が極めて高いことが明らかとなった。従って、生体内に微少量導入するだけで、効果を発揮できると期待される。今後、光による加水分解を目指し、異状なものを直すことを実現させたい。
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