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肺線維化に関与する細胞のアポトーシスに関する研究

Research Project

Project/Area Number 06857038
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Respiratory organ internal medicine
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

桑野 和善  九州大学, 医学部, 助手 (40205266)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords肺傷害 / 肺線維症 / アポトーシス
Research Abstract

肺傷害と線維化におけるアポトーシスの意義を解明することを研究テーマとしている。臨床的研究として、特発性間質性肺炎や、サルコイドーシスのBAL中の細胞やTBLBの検体を対象として、アポトーシスの存在及び関与する因子(サイトカイン、FAS,BCL-2,ICE,INOS,p53,p21,Virusなど)について検討している。まだ検体数が十分ではないが、炎症細胞特に肺線維症における好中球や、サルコイドーシスにおけるリンパ球のアポトーシスは、病勢と関連性があるように思われ、現在アポトーシスに関与する因子について測定している。また、肺生検組織に対して、p53,p21及びアポトーシス染色を行った結果、肺線維症においては肺胞上皮細胞が特異的に染色され、線維化とDNAdamageとの興味ある結果が得られ、まもなく投稿する予定である。マウスを使用した実験では、線維化を生じないimmune complex alveolitisのモデルにおいて、好中球や、肺胞上皮がアポトーシスを生じることによって、線維化せず修復されることが明らかとなり、その過程で関与する因子について検討中である。線維化のモデルとしてbleomycin pneumonitisを作成し、アポトーシスとの関連性を検討したところ、早期にはアポトーシスを生じるものの、線維化が進んでいく課程においては持続するDNA傷害が生じていることが明らかとなり、アポトーシスに関与する因子も又それに一致して発現していた。これらのことから、アポトーシスは炎症の終息及び肺障害と関連性のあることがわかり、さらに研究を進めていく予定である。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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