近世期邦楽正本及び稽古本における異版識別の為のデジタル画像処理に関する研究
Project/Area Number |
07207125
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kanto Junior College |
Principal Investigator |
鹿倉 秀典 関東短期大学, 国文科, 助教授 (40206066)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 明彦 金沢美術工芸大学, 美術工芸学部, 専任講師 (00264573)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | コンピュータ / 長唄 / 浄瑠璃 / 正本 / 出版 |
Research Abstract |
本研究の平成7年度まとめ 画像サンプルとして、主に薄物正本類(長唄および江戸浄瑠璃)の表紙絵・本文データの収集を行っている。これらは、研究代表者(鹿倉)がイメージ・スキャナーによって、直接の現本(鹿倉私蔵のもの)、写真判・コピーなどの複製物(各研究機関所蔵のもの)、印刷物掲載の図版(各目録類)など、様々な形態の画像を読み取ったものである。当初、読み取りには画像処理ソフト「OFOTO」を用いた。しかしながら、このソフトは本研究における必要性を満たし得ない。そこで、研究分担者(高橋)がAdobe Photoshopのレイヤー機能による重ね合わせによって、異版の識別が可能かを模索している。既存の画像処理ソフトが書誌研究にどこまで役立つかは、この試行によって明らかになるだろう。なお、これらの画像データを記憶させる媒体として、便宜的にZIPディスクを用いることにした。これは今後の主流となる大容量記憶媒体を視野に置いた上の選択である。これから開発される記憶媒体が本研究における画像データベース構築に適当であるかということも、本研究におけるひとつの問題であると思う。 これまでの問題点をまとめると以下のとおりとなる。 1.画像処理そのものに関わる問題:どのようなファイル様式で保存するのか・重ね合わせ機能・必要解像度・異なる形態から読み取った画像の均一化など。 2.記憶媒体に関わる問題:必要記憶容量・郵送、搬送における媒体・実際に頒布する場合など。 3.画像データベース作成上の問題:フィールド設定・実際にデータベースを作成する場合に用いる既存ソフトはどのようなもか。しかし、既存ソフトそのままで可能かどうか。 以上
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Report
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Research Products
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