Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Research Abstract |
本研究では,心理学や運動学,教育学などを専門とする研究者にも利用してもらえる,人間の筆記過程を収録するデーターベースシステムを試作し,筆跡データーの収集およびデーターベース化によって共通の基盤を提供し,かつ,その応用例を示すことを目的としている. 本年度は,次の主要な研究成果を得た. 1.多様な手書きパタンを属性とともに記録できるデータ形式の設計 紙面上に筆記される,文字,図,表,数式などの時系列筆跡パタンに,それが意味する属性を付加して,一元的に記録,管理できるデータ形式を定めた. 2.時系列筆跡データベースシステムの作成 データベースの流通を円滑にするために,普及機であるDOS/Vパーソナルコンピュータと市販の液晶表示一体型タブレットを用い,Window3.1上で手書きの時系列の筆点座標系列を採集しデータベース化するシステムを開発した. 3.時系列筆跡データの収集 時系列筆跡パタン採集の対象とする文章は新聞から抜き出し,頻出の1227字種を含むJIS第一水準1537字種が出現する文章列を約1万文字で構成した.残りのJIS第一水準文字は最後に一字一字筆記してもらった.個の対象に対し,当研究室で30人分のパタンを採集した.また,共同利用を前提に5人分の提供をメーカーに呼びかけ,9社の参加を得た.そして,我々はさらに5人分追加した.参加機関による80人分のデータベースの利用が始まった. 4.収集過程で検出した誤字・脱字の特徴を考察した.また,筆画数変動と筆順変動を分析した,
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