新規カルコゲノカルボン酸典型元素誘導体:系統的な開発と応用
Project/Area Number |
07216228
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
加藤 普二 岐阜大学, 工学部, 教授 (40021589)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
神田 貴宏 岐阜大学, 工学部, 助手 (30234157)
村井 利昭 岐阜大学, 工学部, 助教授 (70166239)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | カルボン酸 / エステル / 硫黄 / セレン / カルコゲン / カルコゲノカルボン酸 / セレノカルボニル / 典型元素 |
Research Abstract |
カルボン酸誘導体のカルボキシル基の酸素原子を硫黄、セレンあるいはテルルで置き換えた化合物群をカルコゲノカルボン誘導体と総称する。これらカルコゲノカルボン酸素誘導体は一般に熱や酸素に対し不安定で、合成、単離が極めて困難である。我々はこれらの誘導体の系統的な合成と物性の解明を目指した。本年度は、a)テルロカルボン酸の合成と反応、b)セレノカルボン酸遷移金属錯体の合成と構造、c)S-アルキル セレノチオエステル、d)ジセレノカルボン酸エステル、e)セレカルボン酸砒素エステルの合成と反応、f)アレンセレノカルボン酸Se-アルキルエステルの合成と反応に開発できた。特にセレノカルボン酸遷移金属錯体の合成は、セレノカルキシラート配位子の合成法がの不明であり、困難と見られた。しかし今回セレノカルボン酸ナトリウム及びO-トリメチルシリルエステルを用い、一連のtrans-bis(selenocarboxylato)diphosphino-nickel(II)9,-palladium(II)10及び-Platinum(II)11を暗赤褐色の結晶として合成・単離できた。また、X線による構造解析も可能になった。これら錯体は何れも平面四配位で、セレノカルボキシル酸素の金属への配位は認められなかった。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)