Project/Area Number |
07217202
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
天埜 堯義 茨城大学, 理学部, 教授 (60037249)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | 半導体レーザー / 分子イオン / 速度変調法 / レーザー誘起蛍光 |
Research Abstract |
本研究の目的は、イオンの高分解能・高感度分光検出法として、速度変調法とレーザー誘起蛍光法を組み合わせた、新しい分光技術を開発することを目的とする。今年度、以下の成果を得た。 (1)660-680nm帯外部共振器型半導体レーザーを光源とする、イオン・フリーラジカルの高分解能分光装置を開発した。イオン・フリーラジカル生成用に、ホローカソード放電管を製作した。しかし、導入した半導体レーザーの周波数スキャンの機構に問題があり、外部共振器鏡をル-フトップ型ミラーに変換するように設計変更をした。 (2)ホローカソード放電イオン源のテストおよび最適生成条件を探るために、可視領域におけるH_2O^+の波長分散放出スペクトルを観測した。 (3)速度変調放電管を作成し、上記H2O+の速度変調スペクトルを観測した。しかし、反応条件・放電条件等を広く変化させて信号強度を測定したが、現段階では、信号強度を最適化するにいたっていない。その原因を調査中である。 (4)将来の発展の可能性の一つとして、超音速ジェットイオン源をレーザー誘起蛍光法と組み合わせることを考慮し、新しいタイプのコロナ放電ノズルを開発し、既知のH_3^+等のイオンの赤外スペクトルを観測し、性能を評価した。
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