Project/Area Number |
07218215
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Shibaura Institute of Technology |
Principal Investigator |
吉野 益弘 芝浦工業大学, 工学部, 助教授 (30052864)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 直彦 芝浦工業大学, システム工学部, 助手 (10255648)
伊藤 陽 城西大学, 理学部, 助教授 (10159923)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 多次元 / 同時計測法 / 計測システム / 2次元検出器 |
Research Abstract |
平成7年度は以下の2点について実施した。 1.2次元同時計測システムの改良と保守 前年度までに実用化に成功した2次元同時計測システムは重点領域研究所[多価イオン原子物理学]に参加する国内4研究機関、6研究グループに提供され、様々な形で実験に使用されている。実際に実験に使用されていくうちに明らかになったいくつかの問題点についてに検討を加え、極座標-直交座標変換機能の追加、ダブルビーム・チョッピング用の測定モードのサポートなど制御用のンソフトウエアのバ-ジョンアップを行った。 2.2次元検出器を用いた同時計測システムの開発 前年度後半から本格的に取り組んでいる次世代の多次元同時計測システムは、最近注目を集めている2次元検出器を複数用いるような複雑な多次元同時計測をサポートするものである。 (1)大量データの収集・格納方式の開発 データ圧縮を含めた様々な大量データの収集・格納方式の検討を行い、シミュレーションによってそれぞれの方式のパフォーマンスを評価した。その結果考えられる実験状況の下ではリストモード方式を採用することが最良であるとの結論に達した。また、システムとして不可欠であるダナミック・データモニターを可能にするアルゴリズムも同時に開発した。 (2)ハードウエアの仕様決定と設計作業 開発環境の整備を終え、今年度に入ってハードウエアの仕様決定と本格的な設計作業を開始した。途中何回かの学術会合で仕様を公表、協議し、変更を余儀なくされたため、設計作業は計画より遅れ、現時点で何とか基板製作作業にこぎつけた。引き続き、テストシステムをくみ上げて性能評価を行う計画である。 (3)多次元データの可視化法の開発 4次元以上になるデータについては何らかの可視化法の開発が必要になる。ム-ビ-方式などいくつかの方法について検討し、擬似データによるサンプルプログラムを制作したが、本格的な開発作業は今後の課題となる。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)