Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡部 成玄 北海道大学, 情報処理教育センター, 助教授 (70169134)
上村 正康 九州大学, 理学部, 助教授 (10037210)
桜井 博儀 理化学研究所, 放射線研, 研究員 (70251395)
久保野 茂 東京大学, 原子核研究所, 助手 (20126048)
本林 透 立教大学, 理学部, 教授 (20116114)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 1995: ¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
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Research Abstract |
1 実験的研究 有感領域16cm×16cm,セルサイズ5mmの高速MWDCを製作し,アノード信号読み出し用アンプデイスクリカードを新作した。35MeV-pビーム(東大核研),100MeV/u-α,^<12>Cビーム(放医研)を用いて,波高分布の動作電圧依存性,検出効率,デルタレイ発生頻度,空間電荷効果,ドリフト時間分布について調べた。検出器ガスとして50%He+50%C_2H_6+メチラールを用いることによって,デルタレイ発生率とクーロン多重散乱を抑え,バックグランドガンマ線に対して不感度を高めることができた。このタイプの検出器が中高エネルギー重イオン検出に有効であることを証明した。 2 理論的研究 (1)直交条件模型(^<16>O=α+^<12>C)に基づくチャンネル結合法の計算を行ない,30MeV/u-^<16>O共鳴分解実験データ(テキサスA&M)と比較した。核力励起とクーロン励起の干渉が定量的に解明された。(2)^<12>C+α→^<16>O+γ反応解析のための直交条件4α模型のプログラムを作成し,7割程度のテストランを終えた。(3)3α→^<12>C+γ反応の反応率を計算した結果,従来の計算に比べ,非共鳴反応が重要となる低温高密度の中で,反応率が非常に大きくなることが発見された。(4)中高エネルギー^<16>O分解反応計算に,断熱近似法を利用することを検討している。
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