光誘起トンネル電子移動を利用した分子素子の新しい走査プローブ顕微鏡による研究
Project/Area Number |
07225205
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
藤平 正道 東京工業大学, 生命理工学部, 教授 (40013536)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | トンネル電子移動 / 走査トンネル顕微鏡 / 分子内電子移動 / 二つ組分子 / 電子移動の距離依存性 / 光STM / 近視野光学顕微鏡 / 分子光ダイオード |
Research Abstract |
1)平成6年度に引き続き、S-D両親媒性化合物の分子内光誘起トンネル電子移動速度の鎖長依存性、および金単結晶表面-STMチップ間のトンネル電流の介在物による距離依存性への影響についてさらに詳細に検討した。 2)S-D間のS、D両部位を連結している炭化水素鎖長を一定にして、炭化水素鎖の数を変化させた時の、光誘起トンネル電子移動速度の変化を、新しいS-D化合物の合成と、ピコ秒パルスレーザーによる蛍光寿命測定結果に基づいて検討した。 3)極低電流で作動するSTMの電流測定感度を向上させた。また、前年度に空間分解能を向上させた光ファイバーを用いて、少数の光ダイオード分子と光STMとの光接続も試みた。 4)平成6年度に引き続き、光ダイオード機能を持つ分子を合成し、性能の向上を図った。 5)光STMとピコ秒パルスレーザーとを組み合わせて、局所場での光誘起トンネル過程を追跡するための予備的検討を行った。
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Report
(1 results)
Research Products
(8 results)