Project/Area Number |
07228237
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
大山 浩 大阪大学, 理学部, 助教授 (60192522)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
笠井 俊夫 大阪大学, 理学部, 教授 (20152613)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | クラスター内反応 / 六極不均一電場 / 構造異性体選別 / 立体動力学 |
Research Abstract |
光誘起クラスター内反応と対応する二分子反応の立体動力学の比較を試みるため高速光子計数測定システムを試作した。 HBrの193nm光解離により生成したホット水素原子線とN_2O分子線を交差させ測定を試みた。化学発光はホット水素の3cmの飛行時間に相当する約1.2μSの遅延の後観測された。このことより、二分子反応H+N_2OからOH(A)が生成することを直接検証した。またジェット条件下でNOOH(A)の生成を試みたところ、これまでの報告と異なり、HBr・N_2OクラスターからのOH(A)の生成が可能であることを見いだした。発光強度のレーザー強度依存性、ノズル背圧依存性、および化学発光の時間変化(レーザー照射後直ちに見られる)ことから、OH(A)の生成がHBr・N_2Oクラスターに基づくと結論した。予備的実験により生成物OH(A)の内部状態分布がノズル背圧依存性を示すことが示された。現在、構造異性体との関連を調べている。 また、六極不均一電場による構造異性体の選別をHCl・N_2Oクラスターに関して試みた。得られた集束曲線には三つのピークが見いだされた。二次シュタルク効果を考慮したシミュレーションにより、直線及び曲がり型の二種類の構造異性体の存在を指示する結果を得た。
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