非共有結合により四次構造を形成する人工DNA結合タンパク質の構築とその機能解析
Project/Area Number |
07229225
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
森井 孝 京都大学, 化学研究所, 助手 (90222348)
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Project Period (FY) |
1995 – 1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | DNA / オリゴペプチド / 分子認識 / ホストーゲスト / 二量体 / シクロデキストリン / ロイシンジッパー / 協同性 |
Research Abstract |
DNA認識モチーフペプチドとしてロイシンジッパータンパク質GCN4、EMBP1およびC/EBPのDNA結合部位に由来するオリゴペプチドを固相法により合成し、ペプチドをゲスト化合物アダマンタン、およびβ-シクロデキストリンで修飾したペプチドをそれぞれ合成する事により、DNA結合部位のアミノ酸配列がことなり、包接化合物形成能、即ち二量化能の同一なホストーペプチドtゲストーペプチドを得ることができた。得られたオリゴペプチドとDNAの塩基配列特異的な結合を放射性同位元素で標識した短鎖オリゴヌクレオチドを用いてゲルシフトアッセイやフットプリンティングを行う事により評価したところ、同種のペプチドをホスト分子及びゲスト分子で修飾して用いた場合には回文配列DNAが選択的に認識できることがわかった。また、二種類のペプチドをそれぞれホスト分子およびゲスト分子で修飾した場合には、両ペプチドは協同的に二重体を形成しながら非回文配列DNAに選択的に結合することがわかった。天然のGCN4では5^1-ATGACGTCAT‐3^1という配列を認識するが、上記の方法で、異なったアミノ酸配列を持つペプチドを組み合わせると、5^1-ATTGCTCAT‐3^1のような、非回文配列を認識することができる。また、これらの非共有結合で二量化するペプチドは特定のDNA塩基配列に結合したときにのみ、αヘリックスを形成していることがわかった。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)