生命と無機リン化合物のかかわり;分子進化における希土類の役割
Project/Area Number |
07230271
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
予座 範政 九州大学, 理学部, 助教授 (80037192)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | 希土類 / ランタン / ピロリン酸 / ホスファターゼ / フローインジェクション / HPLC / 加水分解 / P31-NMR |
Research Abstract |
1.リン化合物の分解速度を追跡するために、フローインジェクション分析法による迅速な選択的分析法(1時間に約100サンプル)を開発した。反応コイル中でのポリリン酸塩やモノフルオロリン酸塩の加水分解反応と呈色反応を同時に進行させるために高温高圧リアクターを設計した。 2。無機リン化合物とその酵素分解生成物を同時分析するために、フローインジェクションシステムを検出系とする高速液体クロマトグラフィーを設計した。分離カラム(イオン交換)や溶離液の適合性を検討し、重合度や酸化数の異なる種々のリン化合物の分析法の最適化をはかった。 3。酸素反応を追跡できるように、P-31NMRの測定条件の最適化をはかった。加水分解の途中でpHが変動するので、それを制御する方法の工夫、無機リン化合物のNMRパラメーターのpH依存性を検討した。 4.種々の希土類元素がピロリン酸の酵素分解反応に対して著しく疎外することを確認した。例えば、ランタンは極低濃度(nMオーダー)でも疎外した。ミカエリスーメンテンモデルで加水分解度のデータを解析し、阻害反応のメカニズムを提唱した。ランタンが最も阻害効果が大きく、原子量の増大につれて阻害効果は減少した。
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Report
(1 results)
Research Products
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