Project/Area Number |
07232221
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
坂田 祥光 大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (60029874)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉浦 健一 大阪大学, 産業科学研究所, 助手 (60252714)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | テトラアザポルフィリン / 導電性 / 電荷移動錯体 |
Research Abstract |
有機分子を構成分子とする分子集合体において新しい興味ある分光学的性質及び磁気・電気的性質を発現させることを目指してテトラアザポルフィリン骨格およびポルフィリン骨格を持つ化合物を合成した。テトラアザポルフィリン骨格を持つ化合物については8個の長領アルキル基を持つ化合物を含む7種の化合物の合成を完了した。これらは液晶性を示すものである。予備的な電導性の測定の結果では高導電性を示さなかったので、今後中心金属を種々変えて検討を行なう予定である。一方、有機溶液に対して十分な溶解度を有し、しかも分子の形状が平面である様な置換基を導入したポルフィンの(W_6O_<19>)^<2->電荷移動錯体結晶の作製に成功し、X線構造解析を行なった。その結果、結晶内でポルフィリン環は平行に積み重なっているものの対イオンが大きすぎて、その影響で面間隔が長くなっており、高導電性は期待できないことが判った。目下、対イオンの大きさが小さい電荷移動錯体の単結晶作りを行なっている。
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