Project/Area Number |
07240104
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
茅 幸二 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (10004425)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
保田 英洋 大阪大学, 超高圧電子顕微鏡センター, 助手 (60210259)
田中 虔一 東京大学, 物性研究所, 教授 (00016718)
永田 敬 東京大学, 教養学部, 助教授 (10164211)
松本 吉泰 総合研究大学院大学, 教育研究交流センター, 教授 (70181790)
近藤 保 豊田工業大学, クラスター研究室, 教授 (10011610)
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Project Period (FY) |
1995 – 1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥122,100,000 (Direct Cost: ¥122,100,000)
Fiscal Year 1997: ¥19,300,000 (Direct Cost: ¥19,300,000)
Fiscal Year 1996: ¥38,900,000 (Direct Cost: ¥38,900,000)
Fiscal Year 1995: ¥63,900,000 (Direct Cost: ¥63,900,000)
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Keywords | 合金クラスター / ソストランディング / くさび効果 / クラスターイオン / クラスター反応 / クラスター / 表面反応 / 固体表面 / サンドイッチクラスター / 2次元クラスター / 触媒 / 高温高圧 / ゆらぎ |
Research Abstract |
重点領域研究「少数多体系の化学」04班「クラスターレベルの表面反応制御」は、6名の計画班員と6名の公募班員から構成されている。 茅は、C_<60>と遷移金属原子から構成される新奇な構造を持つクラスターに関し新しい方向を見い出している。また、気相中のクラスターを固体表面あるいはマトリックスに坦持する装置を試作した。坦持されるクラスター量が少ないという問題点があるが、その他の面ではほぼ予定の性能に達しており、現在クラスター源を改良している。近藤は、クラスターの固体表面との反応においての「くさび効果」についてさらに深く検討を行っている。永田は凝集系でサイズの整った合金クラスターを生成する試みに成功し、新しい展開が期待されている。田中、松本は制御された固体表面での化学反応についての研究で、いくつかの興味ある成果を挙げたが、とくに松本は固体表面での反応が、1分子とクラスターとで異なるという新しい事実を見つけている。保田は金属クラスターの自発的合金化について、01班との共同研究を行い、クラスターならではの合金化過程がありうる事を確証した。公募班の内、山田はクラスターイオンによるマイクロ加工に関し飛躍的な発展を示した。村上は強力なパルスレーザーを金属に照射し、発生した軟X線を用い、クラスター生成機構を時間分解的に研究する手法を開発した。これらの研究の内、茅、近藤および山田の研究成果は本年9月のスイスにおけるクラスター国際会議(ISSPIC-9)の招待講演となっている。
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