Project/Area Number |
07240106
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
池田 研介 立命館大学, 理工学部, 教授 (40151287)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山内 薫 東京大学, 理学部, 教授 (40182597)
里子 允敏 日本大学, 文理学部, 助教授 (30113426)
北原 和夫 東京工業大学, 理学部, 教授 (20107692)
大峰 巌 名古屋大学, 理学部, 教授 (60146719)
相沢 洋二 早稲田大学, 理工学部, 教授 (70088855)
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Project Period (FY) |
1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥89,200,000 (Direct Cost: ¥89,200,000)
Fiscal Year 1997: ¥14,700,000 (Direct Cost: ¥14,700,000)
Fiscal Year 1996: ¥24,100,000 (Direct Cost: ¥24,100,000)
Fiscal Year 1995: ¥50,400,000 (Direct Cost: ¥50,400,000)
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Keywords | クラスター / 少数多体系 / カオス / ゆらきい / 力学系 / トンネル効果 / 分光学 / 水 / ゆらぎ / 非線形動力学 / 量子カオス / 分子動力学 / 密度汎関数法 / 非平衡統計力学 / 反応理論 |
Research Abstract |
池田、沢田、里子は引き続き自発的合金化過程の理論的研究を進展させつあり、小さい2体力クラスターではクラスターの融解を伴わずに高速合金化が起こることを確証した。多体力を用いたシミュレーションでもこの事実を確認し、4班保田の実験の最大特徴である「溶けずに発生する高速合金化」がほぼシミュレーションによって再現されたと考えられる。また、池田、首藤はカオス的トンネル効果の研究を続行し、トンネル軌道が作る木構造のストークス現象を解明しつつある。 山内は波長可変真空紫外レーザー光を光源として、OCS H2O XeAr等の解離ダイナミクスを研究し150-30フェムト秒で起こる解離のダイナミクスを明らかにし、特に、遷移状態において分子が解離振動することが判明した。一方、代数アプローチを進展させ、SO2分子の高振動励起状態の波動関数を調べた結果、特異な局在振動形態をとることが明らかとなった。大峰は水分子クラスターと液体の水の凍り方に関する、ポテンシャルエネルギー面とダイナミックスの大域的性質に関するして超多次元反応座標反応座標解析、アニーリング法、マルチカノニカルモンテカルロ法などを用いて研究を進め、ポテンシャルエネルギーの大域的性質がいわゆる漏斗型になっている事を見つけた。水分子クラスターと液体の水の中のプロトン移動のダイナミックスの解析、またトンネル効果の解析を行なった。 北原は化学反応で詳細釣り合いが破れている系についてのない化学反応系に関してシミュレーションと解析的方法で空間相関が成長する様子を調べた。
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