Project/Area Number |
07241236
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
藤田 茂夫 京都大学, 工学研究科, 教授 (30026231)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤田 静雄 京都大学, 工学研究科, 助教授 (20135536)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
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Keywords | 有機EL素子構造 / Alq_3 / TPD / ナノレベル / 配向性制御 / キャリア注入 |
Research Abstract |
本研究は有機EL構造における材料と界面での分子の配向性と伝導機構に関する知見を得て、分子操作によりそれらを制御することによって、有機EL素子の動作を理解し、特性の向上を図り、あわせて有機薄膜におけるキャリア伝導の機構に関する統一的理解を目指すことを目的として行った。いかに、本年度の研究で得られた結果を示す。 1. Alq_3/金属界面において、光電流測定から障壁高さを求める手法を確率紙、注入特性がトンネル現象を基本としたプロセスて示し得ることを見いだした。 2.蛍光寿命の測定から、ランダムな配向性が規則性を持つことによって、tail statesができ、これを経たキャリア緩和機構があることを見いだした。 3.分子の配向性が、基板表面のナノレベルでの形状に依存し、ITO上ではぬれの悪い界面形成を行うことを見いだした。この結果から、配向性を制御するための表面処理に関する知見を得た。 4.有機EL素子わ作製し、界面において核成長の度合いが大きい場合に、注入効率が減少するが、発光効率は増すという結果が得られ、配向性制御による素子特性制御への見通しを得た。
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