Project/Area Number |
07242264
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
山下 弘巳 大阪府立大学, 工学部, 助教授 (40200688)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安保 正一 大阪府立大学, 工学部, 教授 (70094498)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | 光触媒 / ミクロ空間 / ゼオライト / 反応ダイナミックス / 固定化触媒 / 人工光合成 / 二酸化炭素同定化 / 量子サイズ効果 |
Research Abstract |
配向と配列および空間体積がよく制御されたゼオライトや多孔性ガラスなどのミクロポア内にサイズと構造の制御された銅イオンや銀イオン触媒および酸化チタン触媒系を構築し、これらを光触媒として常温でのNO_xのN_2とO_2への直接分解およびCO_2のH_2Oによる還元固定によるメタンやメタノールの生成を実現し、ミクロポア内に構築した光触媒による反応の高効率化の指針を得た。また、ミクロポアという特殊反応場における光触媒活性と触媒構造の関係および光触媒反応機構を解明した。 具体的には、ZSM-5やY-ゼオライトおよび多孔性ガラスなどのミクロポア内にイオン交換法により銅イオン触媒や銀イオン触媒を調製し、これらのin-situでのESR、ホトルミネッセンス、XAFS、UV、FT-IR測定を行い、触媒の配位構造を明らかにした。また、これら構造のwell-definedされた触媒を光触媒とする常温でのNOのN_2とO_2への直接分解反応を行い、特殊反応場における光触媒活性と触媒構造の関係を解明した。 また、ピコ秒ナノ秒オーダーの超高速反応レスポンス測定を行い光励起活性種の反応ダイナッミクスを観測することで、特殊反応場における光触媒反応構造を解明した。さらに、in-situでのESR、FT-IR測定を行い反応中間体の同定と反応機構の解明を行った。また、分子軌道計算により分光的手法だけでは推測できない反応機構の解明を試みた。
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