ヘッドマウンテドディスプレイを使った人工実感とその客観的評価基準の作製
Project/Area Number |
07244208
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
松波 謙一 岐阜大学, 医学部, 教授 (90027491)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
水田 啓介 岐阜大学, 医学部附属病院, 講師 (10190638)
宮田 英雄 岐阜大学, 医学部, 教授 (90021469)
小西 朝隆 岐阜大学, 医学部, 助手 (40225470)
佐竹 裕孝 岐阜大学, 医学部, 講師 (30187158)
川島 卓 岐阜大学, 医学部, 助教授 (90161314)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
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Keywords | ヘッドマウンテドディスプレイ / 宇宙酔い / 前庭・視覚刺激 / 眼振図 / 飛行機 / MU-300 |
Research Abstract |
反射研究施設は前庭神経の中枢機序を研究することを目的としている。その研究の一環として、“宇宙酔い"の基礎的なメカニズムを明らかにしようとしている。“宇宙酔い"を地上でシミュレートする方法は幾つかが考えられている。遠心加速器を使用すること、飛行機を使用すること、自由落下を使用すること、回転刺激と視覚刺激を使用することである。現在、視覚刺激として多用されているものは白黒の縦縞模様を水平方向に回転させ(回転ドラム)、吐気などを起こさせる方法である。しかし、回転ドラムは大きな場所を必要とする。もし、これを小型の機械で置換えることができれば飛行機、自動車等、動く狭い空間でも使用可能である。今年度はこの視覚刺激にヘッドマウンテドディスプレイ(HMD)を使うことを試みた。本年度は初年度でもあるので、回転ドラムの白黒パターンをビデオに撮り、これをHMDに投影する事を行った。この方法を用いて小型ジェット飛行機(MU-300;DAS、小牧)を使い三人の被験者に使用してENG(眼振図)等を記録した。結果としては回転ドラムに比較すると、また不十分である将来的には使用可能であるとの感触を得た。データーの一部は発表済みである(業績1)。現在、工学部の少鹿研究室の援助を得て、ビデオでなく、コンピュータの映像を直接、HMDにディスプレイする事を試みているが、パソコンのクロックが遅く、意外な点でトラブルが生じている。これを克服していくのが現在の課題であろう。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)