有機材料による二次高調波振幅のフォトンモード超高速変調
Project/Area Number |
07246221
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
長村 利彦 静岡大学, 電子工学研究所, 教授 (90117200)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂口 浩司 静岡大学, 電子工学研究所, 助手 (30211931)
松島 良華 静岡大学, 工学部, 教授 (40022008)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
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Keywords | 二次非線形光学効果 / ハイパーレイリー散乱 / 超分子分極率 / パラニトロアニリン / 光増幅 / デュアル計測システム |
Research Abstract |
有機材料による二次高調波振幅のフォトンモード超高速変調を目的として化合物の合成と励起状態での超分子分極率評価法の検討を行い、本年度は次のような成果が得られた。 1)二次非線形光学効果を示す新規な化合物の合成と分光学的特性評価 非対称フタロシアニン、電子吸引基をもつスチリルピリジニウム塩、パラニトロアニリン(PNA)誘導体などを合成した。これらの化合物を溶液中でナノ〜フェムト秒パルスレーザーで励起し過渡吸収スペクトル測定や蛍光スペクトルなどの分光学的特性評価を行った。 2)光励起状態ハイパーレイリー散乱法による超分子分極率測定法の開発と応用 最近、溶液中で電場をかけずに基底状態分子の超分子分極率βを評価するハイパーレイリー散乱法が提案され種々の分子で有効に用いられている。本研究では、上記化合物を光励起し、ナノ秒YAGレーザー基本波をプローブとしてそのハイパーレイリー散乱(HRS)光を測定する光学計測システムを開発した。励起光としてはパルスレーザーおよびCWアルゴンレーザーを用いた。測定精度をあげるため基底状態および励起状態からのHRS信号を同時に計測するデュアル計測システムを構成した。PNAの光励起によるHRS信号の増加を観測し、励起パワーや観測波長依存性などを検討した。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)