二波長・同時・光散乱トモグラフイ-による有機非線形光学結晶の評価
Project/Area Number |
07246235
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Gakushuin University |
Principal Investigator |
小川 智哉 学習院大学, 理学部, 教授 (50080437)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
馬 敏雅 学習院大学, 理学部, 客員研究員
楢岡 清威 学習院大学, 理学部, 客員研究員
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
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Keywords | 光散乱 / トモグラフィー / 非線形光学 / 有機非線形光学結晶 / 二波長同時光散乱 / 二次高調波光 / 赤外線光散乱トモグラフィー / 二波長同時光散乱トモグラフィー |
Research Abstract |
Nd-YAGレーザーからの1.06μの光を励起光とし、これによって生ずる弾性散乱光と二次高調波の散乱光(0.53μ)を、同時に結像する顕微鏡を組み立ている。 光学的機械的な組み立ては完成し、励起光を散乱する欠陥の像は、きれいに撮れるようになったが、高調波光の散乱を同時に撮影するには至っていない。その原因は、次のような理由によるので、目下、対策をいろいろと考えながら研究を進めている。 (1)ここで用いる画像収録システムは、可視光領域から近赤外線領域にわたって良好な感度をもった撮像管でなければならない。しかしながら、ここで要求される波長域で現在入手できる撮像管は、従来から使用されていたPbO-PbS系感光面のビジコンのみである。このPbO-PbS系ビディコンは、上述の波長域で一応の感度を持つが残像が大きく、これが高速度の画像収録を妨げている。 (2)ここで提案している装置の特徴は、同一対物レンズを用いることによって、基本波の散乱光が発生した位置と高調波光の散乱が発生する位置との相関を正確に求める点にある。同一対物レンズを用いることによって生ずる不都合は、色収差である。すなわち、基本波の散乱光が結像する位置と高調波の散乱光が結像する位置とが異なり『両者の倍率に差異が生ずる』ことである。この不合理を除去するために、ズ-ムレンズ類似の光学系を撮像管と顕微鏡との間に入れ、基本波と高調波の倍率に生ずる違いを修正するようにしたが、この二つの光学系が取り込む位置を正確に同じにするなどの微調整は、これから行わなければならない。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)