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解像型チェレンコフ望遠鏡のための新トリガーの研究

Research Project

Project/Area Number 07247215
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionTokai University

Principal Investigator

西嶋 恭司  東海大学, 理学部, 講師 (40202238)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Keywordsガンマ線 / 宇宙線 / 高エネルギー天体物理学
Research Abstract

この研究の目的は、解像型チェレンコフ望遠鏡で観測できるγ線のエネルギーしきい値を下げるために、雑音を除去し、陽子シャワーを減らす新しいトリガーを考えることである。ガンマ線シャワーの像は1つにまとまる傾向があるので、基本的にはこの傾向を利用する。ガンマ線に対して100GeVカラ10TeVの間で、陽子に対しては300GeVから30TeVの間で、エネルギースペクトルを考慮してモンテカルロシミュレーションにより事象を生成し、調べた。その結果全光子数が同じであれば、1本のPMTあたりの光子数は、ガンマ線を陽子でもほとんど同じであるから最大光子数の分布は、陽子の場合の方がゼロに近い方にピークを持つことがわかり、最大光子数でトリガーをかけるのがひとつの方法である。さらに、あるしきい値を越えるPMTが隣接しているときそれをクラスタと呼ぶと、例えばクラスタの数が1または2のとき、ガンマ線シャワーのトリガー効率が95%以上で、陽子シャワーのトリガー効率を50%にすることができることがわかった。夜光のゆらぎの影響はほとんど無い。ガンマ線の検出効率を少し犠牲にしても、陽子シャワーを減らすためには、あるしきい値でクラスタ数が1の場合を選べばよいことがわかった。詳細は、対象とするガンマ線源のエネルギースペクトルに依存する部分もあり、さらに詰める必要がある。また、現在、このトリガーを実現可能なエレクトロニクスの検討に入っている。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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