Project/Area Number |
07247219
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Chubu University |
Principal Investigator |
柴田 祥一 中部大学, 工学部, 講師 (20267909)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
龍岡 亮二 中部大学, 経営情報学部, 助教授 (60227098)
宗像 義教 中部大学, 工学部, 助教授 (90131169)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | 高エネルギー粒子加速 / 太陽フレア / 太陽中性子 / 中性子モニター / 加速器 / 検出効率 |
Research Abstract |
本研究は、高エネルギー粒子加速機構解明のための一連の研究の一つである。太陽フレアにて加速された高エネルギーイオンによって発生する中性子(太陽中性子)を検出する装置には、新しく開発された太陽中性子望遠鏡の他に、従来から銀河宇宙線の観測に使用されてきた中性子モニターがある。しかし、これまで中性子モニターの検出効率を加速器を使って実験的に調べた例は無く、観測データを解釈する上での難点となっていた。我々の研究のねらいはこの難点を取り除くことにある。 測定の対象となる中性子モニターは福島大学のものを借用、補助金の一部を運搬費に充てた。実験は必要なエネルギーの中性子ビームが得られる大阪大学核物理研究センターにて行った。運搬費以外の補助金は、実験装置の部品当の購入と実験遂行のための旅費に充てた。 実験は順調にはこび、392MeV、300MeV、150MeVにての測定を完了した。加速器の不調でビームが出ず、予定していた200MeVにての測定ができなかったが、初めての試みとしてはこれで満足すべきであろう。 現在データ解析中であり、最終結果を得るに至ってはいないが、今春の物理学会で速報の報告予定である。392MeVの解析結果を見る限りでは、Hattonの計算値と大きくは異なっていないようである(名古屋大学太陽地球環境研究所の研究会で報告1996年3月1日)。
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