functional MRIによる言語性記録の研究
Project/Area Number |
07252101
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
杉下 守弘 東京大学, 医学部(医), 教授 (10114513)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉川 宏起 関東労災病院, 放射線科, 部長 (40114714)
塩野 孝博 獨協医科大学, 越谷病院放射線科, 講師 (10254947)
岩崎 尚彌 獨協医科大学, 越谷病院放射線科, 教授 (50176541)
高山 吉弘 東京大学, 医学部, 助手 (20250201)
関本 荘太郎 東京大学, 医学部, 助手 (00010059)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | MRI / f MRI / 記憶 / 書字 / 言語 / かな |
Research Abstract |
我々は、平成6年度より、機能的MRIを用い、言語性記憶の解明に取り組んできた。平成6年度は、運動賦活課題と視覚賦活課題を用い、1.5テスラの臨床用MRI装置の有用性を確認し、言語性対連合学習課題を用い言語性記憶について検討を加えた。本年度は、言語性記憶と密接に関連する文字の想起の解明に取り組み研究として公表できるに十分なデータを得た。 方法:GE社のSigna Advantage SR100(1.5テスラ)を用い、EPI法によりfunctional MRIを行った。健常人6名(右利き、男性)に50音のうちの1つの音を与え、その音を語頭とする単語を想起し、その単語をあらわす文字の書字を「頭の中」で行わせた。それが終わったら、50音上の次の音を語頭とする単語を想起し、その単語をあらわす文字の書字を「頭の中で」行わせた。これを次々に30秒間行わさせた。30秒の負荷のあとに30秒の休憩をいれ、賦活課題を計3回繰り返した。課題ON時とOFF時のMR信号を計測し、t検定にて有意水準(p<0.01)に達する部位抽出し、さらにその面積が6mm^2を超えた領域を賦活された判定した。賦活された領域の半球差、ならびにどの部位が賦活されたかの検討を行った。半球差はχ^2検定を用いて評価し、領域の分割は脳溝を基準としそれを囲む領域を用いた。 結果・考察:全列において左半球は右半球より有意に賦活された(p<0.001)。特に、左頭頂葉の頭頂間溝周辺領域にはっきりとした信号強度の増大が認められた。また、左上前頭溝の後方と左中心前溝周辺領域も明瞭に賦活された。つまり、書字課題を行っている間のほうが、課題を行っていない間に比べ血流は増大した。これらの部位は損傷研究により、前者は頭頂葉性純粋失書の、後者は前頭葉性失書の責任病巣とされている部位である。書字機能に関連あるとされている2つの領域が本研究では賦活されたのは注目に値する。
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Report
(1 results)
Research Products
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