新しいストレスタンパク質HSP66の細胞分化における役割とその発現調節機構
Project/Area Number |
07253206
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Ochanomizu University |
Principal Investigator |
室伏 きみ子 お茶の水女子大学, 理学部, 講師 (00103557)
|
Project Period (FY) |
1995
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
|
Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
|
Keywords | ストレスタンパク質 / 熱ショックタンパク質 / アクチン結合タンパク質 / アクチン調節タンパク質 |
Research Abstract |
真性粘菌Physarum polycephalumのミクソアメーバに誘導される熱ショックタンパク質・HSP66は、単相のミクソアメーバ期のみに発現し(複相の変形体では発現しない),アクチンと結合して,そのストレス応答において重要な役割を果たすと考えられる,新しいストレスタンパク質である。 HSP66のアクチンとの結合には、さらに他のタンパク質(p42と命名)or関与することが示され,HSP66-p42-アクチンの3者による複合体の形成が、観察された。p42を精製し,その抗体作成と,cDNAのクローニングを行ったところ,p42は細胞性粘菌で見出されているコロニンと呼ばれるタンパク質と、高い相同性を示すことがわかった。 現在,精製された三種のタンパク質を用いて、それらの相互作用の解析を行っており,さらに,p42の遺伝子の全長の分離とその上流の検討を行っている。ストレス条件下におけるアクチン繊維の分布・形態の変化が,これらのタンパク質の参加の元に、どの様な調節のメカニズムで起こっているかを明らかにすることをめざしている。
|
Report
(1 results)
Research Products
(1 results)