核移植技術を用いたマウス胚性幹細胞由来個体の作出に関する研究
Project/Area Number |
07260213
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kinki University |
Principal Investigator |
角田 幸雄 近畿大学, 農学部, 教授 (80217364)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥4,000,000 (Direct Cost: ¥4,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥4,000,000 (Direct Cost: ¥4,000,000)
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Keywords | 核移植 / マウス / 胚性幹細胞 |
Research Abstract |
発生能の高い核移植技術を確立するために、細胞周期をG_1、S、G_2、期に同調した4細胞期胚の核をM期あるいはS期の除核未受精卵と融合し、その発生能を検討した。その結果、G_1期の核をM期の除核卵細胞質と融合し、直後に活性化刺激を与えた場合に核移植卵の桑実胚〜胚盤胞期への発生率が12%と他の区に比べて高いことが判明した。しかしながら、これらの発育胚43個を8匹の偽妊娠雌に移植したが、産子は全く得られなかった。そこで、核移植卵が前核期あるいは2細胞期へ発生した時点で受精卵由来の除核前核期卵あるいは2細胞期胚に再度核移植して発生させた後、受胚雌へ移植した。その結果、前核期で置換した場合の桑実胚〜胚盤胞期への発生率は、44〜50%、2細胞期で実施した場合の発生率は25〜62%といずれのばあいも著しく向上することが判明した。また、これらの発育胚76個をそれぞれ1〜数個ずつ計42匹の、ドナー胚を採取したマウスとは毛色の異なる妊娠雌に移植したところ合計11匹(14%)の産子が得られた。産子はいずれも正常な形態をしており、また生殖能力も正常であった。なお、再置換は、前核期よりも2細胞期で実施した方が産子への発生率が高いことも判明した。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)