Project/Area Number |
07260216
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
濱田 博司 大阪大学, 細胞生体工学センター, 教授 (00208589)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 神経発生 / 細胞分化 / 転写因子 |
Research Abstract |
Subtraction法によって選択され、胚発生において興味ある発現様式を示した新規遺伝子(約30種)のうち、特に数種について解析を進めた。 1)lefty:新しいTGFβ-superfamilyである。驚くべき事に、嚢胚形成時において左右非対称に発現する(左側の中胚葉のみ)。発現の非対称性・時期・部位から判断して、左右軸を決定しているMorphogenだと予想される。 2)P450RA:Brn-2の下流に位置された、構造上新しいP450である。その酵素活性や生物学的活性を調べたところ、レチノイン酸を不活性化する酵素であった。胚発生においては、神経冠や神経板の一部に特異的に発現されていた。胚におけるレチノイン酸の不均一な分布を作り出していると予想された。 3)もう1つは、構造上Deltaに関連している新規遺伝子である。神経誘導の起こっている部位・時期に対応して発現されており、Notch/Deltaの系で見られるような細胞間相互作用を介して、神経細胞の誘導に関与している分子と考えられる。 以上の3つの遺伝子について、Targetingによる機能解析を準備した。leftyについては、期待どうりにTargetされたES細胞株を数種類得て、ヘテロのマウスを作製できた。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)