神経幹細胞を用いた細胞および個体レベルでの神経栄養因子の生理機能の解析
Project/Area Number |
07264230
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Nara Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
中福 雅人 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 助教授 (80202216)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 神経変性疾患 / 神経栄養因子 / 増殖因子 / ニューロトロフィン / 幹細胞 |
Research Abstract |
神経変性疾患の病態の理解ならびにその治療法の開発のためには、神経栄養因子の生理機能を詳細に解明することが必要不可欠である。我々は最近、ラット胎児脳に存在する多能性神経幹細胞由来の不死化細胞株を樹立し、神経幹細胞からニューロン・グリアが発生・分化する過程を試験管の中で再構成する実験系を確立した。本研究ではこの細胞株を用いて、発生過程、すなわち未分化神経上皮細胞から神経細胞が分化・成熟していく過程における種々の神経栄養因子の生理機能の解析を行った。まず我々の樹立した細胞株を用いて神経細胞の分化および生存維持の制御に関わる因子を系統的に検索し、bFGF,EGF,HGFなどの因子が神経幹細胞の増殖を促進すること、さらにNGF,BDNF,NT-3などのニューロトロフィン類には従来言われてきた神経細胞に対する選択的な分化促進のみならず、幹細胞からの神経細胞・グリア細胞両者の分化を促進することを見い出した。また遺伝子導入細胞を用いた神経栄養因子の生理機能の解析法の開発の一貫として、神経幹細胞に対して遺伝子操作を行うためのベクター系および遺伝子導入法の検討を行なった。特定のレトロウイルスベクターとレトロウイルス感染法あるいはリン酸カルシウム法の併用により、効率よく外来遺伝子を導入し、短期あるいは長期の発現を行う系を確立した。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)