心筋細胞ATP依存性カリウムチャネルの受容体およが機械刺激依 存性抑制とその異常
Project/Area Number |
07266216
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
倉智 嘉久 大阪大学, 医学部, 教授 (30142011)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 尚彦 大阪大学, 医学部, 助手 (30263239)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | カリウチャネル / ATP心筋細 / スルフォニル尿素受容体 |
Research Abstract |
1995年に膵臓におけるATP依存性カリウムチャネル(K_<ATP>チャネル)の分子構造が明らかにされた。このチャネルは、内向き清流カリウムチャネルの1つであるBIRとスルフォニルウレア受容体の少なくとも2つのサブユニットから構成されていると考えられる。単離細胞を用いた電気生理学的実験などから、心臓におけるK_<ATP>チャネルは膵臓のK_<ATP>チャネルとは電気生理学的および薬剤感受性の点で若干異なっていることが知られており、心臓におけるK_<ATP>チャネルの分子構造としてはBIRあるいはスルフォニルウレア受容体のサブタイプによって構成されることが強く示唆される。我々はすでにBIRと約70%の相同性をもつ内向き整流カリウムチャネルのuK_<ATP>1をクローニングしており、さらにuK_<ATP>1をプローブにしてBIRも独自にクローニングした。また、RT-PCRによりスルフォニルウレア受容体の一部のフラグメントを得ることができ、このフラグメントをプローブとしてラット心臓のcDNAライブラリーからスクリーニングを行い、全く新しいクローンの一部を得ることができた。このクローンはすでに報告されているスルフォニルウレア受容体とは異なるものの塩基配列上50〜70%の相同性を示しており、スルフォニルウレア受容体のサブタイプである可能性が非常に高い。現在、このクローンの一部をプローブとして、改めてラットおよびマウスの心臓のcDNAライブラリーからスクリーニングを行っている。これらの全長のクローンの単離に成功すれば、BIRおよびuKATP1との共発現実験および生化学的、薬理学的実験などを行うことによりK_<ATP>チャネルの調節機構を分子レベルで明らかにすることが可能となる。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)